イベント内容
【開催のねらい】
適切な収益確保と生産性の向上で持続可能な法人の事業展開を実現する
2018年の改定に向けて、通所介護では機能訓練などの自立支援・重度化防止に向けたサービスを提供していない事業所に対する基本報酬の減算を含めた介護報酬の適正化や夜間帯のデイサービスの提供体制を充実させるために夜間帯の加算措置が検討されています。通所リハは、通所介護との差別化を図るためのリハビリ専門職の配置や短時間サービスの充実のほか、医療保険のリハビリから介護保険のリハビリへの円滑な移行や、利用者に対する早期の通所リハビリテーションの導入などが論点として示されています。
同時に政府の未来投資会議や財政制度等審議会の「経済・財政再生計画」では、自立支援・重度化防止に向けた科学的介護の実現、次回改定での要介護度の改善に対するインセンティブ付与や介護ロボットによる生産性の向上のによる業界全体として大きな変貌が予想されます。
地域包括ケアの完成に向けて「新型多機能サービスの提案」「地域居住総合支援拠点」「経営規模の拡大推進」「介護保険サービス+自費サービスを同時に提供する混合介護」「保険外サービスの拡充」など 周辺サービスの動きも活発になっています。
本セミナーでは、厚生労働省社会保障審議会「介護給付費分科会」「介護保険部会」などの傍聴を続ける当会会長の妹尾弘幸が、「次回介護報酬予測から介護保険の将来像、周辺サービスの最新情報・動向などをお伝えし、改定後の法人の舵取りを指南いたします。
【セミナー内容】
(1)介護保険制度・介護報酬・診療報酬同時改定のポイント
・改定について、そのポイントを明瞭・簡潔に提示
・介護報酬改定の大胆大予測
(2)事業所戦略の基本的視点・視野・視座
今後推進される「地域包括ケア」(「地域ケア」と「包括ケア」)の視座から介護事業を視点として、保険外サービスまでを視野に入れてそのポイントを講義します。
(3)事業展開論(Ⅰ) 今後成長する介護サービスはこれだ!
・介護サービスはこの組み合わせが有望
・介護サービス+介護保険外サービスはこの組み合わせが有望
(4)事業展開論(Ⅱ) デイサービス・デイケアの戦略
・デイサービス・デイケアの事業展開に関する基本知識
・【デイケア】リハビリ機能の明確化・強化
・【デイサービス】自立支援の強化、家族の負担軽減強化、新しいデイ機能
・デイをどう展開し、何と組み合わせるか
(5)事業展開論(Ⅲ) 予防事業参入をどう考えるか
・予防事業の基本知識
・「参入失敗例」と「参入成功例」
・予防事業にどうかかわるか
(6)事業展開論(Ⅳ) その他のサービス
・サービス付き高齢者住宅・住宅型有料老人ホーム
・グループホーム
・小規模多機能、看護小規模多機能
・訪問系
・その他
(7)事業展開論(Ⅴ) 共生型サービスについて
・共生型サービスの基本知識
・事業展開をどう考えるか
(8)事業展開論(Ⅵ) 事業戦略最大の課題は職員確保
・職員確保・定着・育成の考え方
・確保・定着・育成で成功している事業所の具体例
・介護分野にも押し寄せてくる「働き方改革」
・外国人活用の限界とその後に来る恐怖
(9)改定まであと半年!6カ月間で行うこと
今後6ヶ月で行う、具体的活動事項を伝授いたします。
(10)介護トピック
セミナー当日時点での最新情報をお伝えいたします。